当院では腫瘍専門医の獣医師をお招きしており、より専門的な見地からの腫瘍科診療を行っております。
ご予約は診察時にご相談いただくか、病院へお電話でご予約ください。
電話番号:0289-63-1488
※通常の診療でも腫瘍科の診療も行っております。
※月1回の診療となります。ご予約にあたっては、まずは当院獣医師による診療が必要です。
※再診のご予約はご来院時・お電話にてお願い致します。
一言で『腫瘍』といっても様々な種類が存在します。
・良性の腫瘍、悪性の腫瘍
・悪性の場合は、どの程度の悪性度なのか
・がんの種類なのか
・発生した部位
など腫瘍には様々な種類があります。
主な腫瘍の種類 |
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乳腺がん・骨肉腫・皮膚の悪性メラノーマ 顎先のがん・肥満細胞腫・軟部組織肉腫 |
腫瘍はある程度予防できるとはいえ、いつ発生するかは予測がつきません。もしも、怪しい兆候が見られた場合、当院では院内検査によって腫瘍の診断を迅速かつ正確に行っていきます。
主な腫瘍の診断方法 | |
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触診 | しこりの大きさ・形・位置を触って判断 |
病理組織検査 | しこりの一部を切除して、検査する |
細胞診 | しこりに細い針を刺して、中身を顕微鏡で確認する |
画像診断 | 超音波検査・レントゲン検査を行い、しこりの位置を確認する |
腫瘍の治療には大きく分けて、手術・抗がん剤・緩和治療・免疫治療(活性化リンパ球療法)などを用いた治療方法があります。動物たちに対してどのような治療を行っていくかを飼い主様としっかり相談させていただき、治療方針を決定していきます。
主な腫瘍の治療方法 | |
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手術 | 切除手術によって腫瘍を取り除くことです。特殊な腫瘍を除いては、根治治療の目的として最も適した治療法となります。手術の際には、その腫瘍がどのような性質の腫瘍なのか充分に把握したうえで、最善の手術法を行っていきます。 |
抗がん剤 | 悪性リンパ腫や白血病など、ある種の腫瘍では治療の主軸になります。 当院では、症状にあわせた多種の抗がん剤を常備しておりますので、動物達にあった適切な薬剤を提供することが可能です。また抗がん剤を使用する際には、副作用へのご心配な点や経済的ご負担も考慮した上で、ご家族の皆様とご一緒に、治療方針を決定してまいります。 |
緩和治療 | 腫瘍によって引き起こされる様々な症状を、点滴治療、食欲増進剤、栄養補給、痛み止めなどを用いて和らげてあげる治療です。様々な治療法と併用しながら行う大切な治療です。 |
免疫治療 (活性化リンパ球療法) |
動物本来が持っている自然治癒力を高める治療法です。動物自身の体内にあるリンパ球を取り出して培養して増殖させ、また体内に戻すという治療法です。自身のリンパ球を用いるため他の治療法と比較して圧倒的に副作用がないのが特徴です。 |