当院では、大切な家族の一員であるワンちゃん、ネコちゃんが健康で長く暮らせるためのサポートを行っております。
特に高齢化する動物たち、神経質な動物であるネコちゃんの診療に力を入れています。
私たちは下記の5つを信条とし、インフォームドコンセントはもちろん、それぞれ個々の状況に応じた獣医療をご提案・ご提供したいと思っています。
一方で動物の健康のためには診察・検査・治療・家庭での過ごし方など、オーナー様のご協力が欠かせません。オーナー様と一緒に進める診療を大切に行っております。
当院では高齢動物・ネコちゃんなど、悩みを多く抱えている動物たちに優しく負担の少ない診療を行える環境整備を行います。治療法や検査方法については、動物に負担の少ない方法を第一に考えています。
単に治療を行うのではなく、しっかりと検査を行ったうえで診断・治療を行います。症状は同一でも動物個々の特性によって原因となる病気は異なります。
「この症状だからこの薬を」ではなく、病気の根本をしっかりと精査することが、動物の健康に最短距離であると考えています。
診察時には、病気の状態から治療方法、治療費用までできる限り口頭でのご説明だけでなく、目で見てご理解いただける資料を用いながら診療を行います。個々のワンちゃん・ネコちゃん、オーナー様の立場にたった医療をご提案、ご提供いたします。
動物さんの症状やご自宅での様子などをお伺いさせていただきます。
また、飼主様のご了承のうえで、初期診断を行うための初期検査を行います。
初期検査と初期診断に基づいて、追加検査の必要性と今後の治療方針を決めていきます。
方針を決める際には下記の3つの観点に基づいております。
飼主様と一緒にお話をしながら、追加検査の実施、治療方法の選択を行います。
当院の方針もお伝えしますが、最終的には飼主様のご判断を大切にしながら一緒に決めて参ります。
動物さん個々の体質によって、同じ病気でも治療法や治療結果は異なります。
特に飼主様からよくご質問をお受けするのが、
「同居の子やお友達の子と同じ病気なのに、治療方法や治療結果が違うのはなぜ?」
というものです。
人が風邪をひいたときでも同じですが、個々の症状や体質によって、
薬の種類や薬の効き方・治り方も異なります。
動物さんの治療においても同様であることをご了承ください。
そのためにも1頭1頭の個々の特性を判断するために一緒に治療に取り組んでいきます。
動物さんは言葉が話せません。そのため、お連れいただいた方から、ご自宅での状態や過ごし方などをしっかりとお聞きして診療を進めて参ります。
「いつもと歩き方が違う」、「食欲がない」、「トイレの回数が減った」など、様子の小さな変化などから、何の病気かなどを推測していくこともできます。
最も動物さんの状態を把握されている方からお話をお伺いすることが、病気の早期発見・早期治療の近道にもなります。
稀に代理の方がお連れ頂くことがありますが、小さな変化などをご存知ないケースもあります。また、早期治療の為に早期に検査や手術などの判断を早期にしていただかないといけないケースもありますが、代理の方ですと判断が遅くなってしまうこともあります。
動物さんの健康のためにも状態について最も分かる方にお越しいただきたく思います。
私たちも1人の飼主として、ワンちゃん・ネコちゃんとの暮らしが1年でも長く続けばいいなと思っています。
現在ワンちゃんの平均寿命は13歳、ネコちゃんは16歳程度と言われていますが、当院ではワンちゃん・ネコちゃんともに、「18歳まで健康に過ごせること」を目標に診療を行っております。
そのため、当院では病気の治療においては、
「今どうか?」ではなく、「18歳まで長生きするためには何をすればいいか?」
を考えて治療方法や手術の推奨などを行っています。
今を乗り切るだけであれば、最低限の治療のみで良い場合もありますが、18歳まで長生きすることを目的とすると、積極的な治療や手術の選択が必要になる場合もあります。
「将来のための方法」を飼主様と一緒に考えていきたいと思っています。