ワンちゃんの健康管理 鹿沼市の動物病院

鹿沼市の動物病院鈴木どうぶつ病院

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ワンちゃんの健康管理

ワンちゃんの健康管理

ワンちゃんとの楽しい暮らしが続くために

ワンちゃんとの暮らしで気を付けていただきたい予防や病気についてなど、ワンちゃんとの楽しい暮らしが続くために必要なことをお伝えしています。
シニア期に気をつけたい暮らしの情報については「シニアのワンちゃん」、のページをご覧ください。

子犬をお家に迎えたら

子犬の時期は、これからの生活を左右するとても大切な時期です。
この時期に適切な健康管理の習慣をもつことと、様々な経験をさせて適応能力をつけることが、家族として、また社会の一員として幸せに暮らすために必要です。

2か月前後

2か月前後

・混合ワクチン接種
・健康診断(先天性疾患の発見・便検査など)

2~4ヶ月

2~4ヶ月

・社会化期(パピークラスへの参加)
・混合ワクチン追加接種

4ヶ月前後

4ヶ月前後

・狂犬病の予防接種と登録(以降年1回接種)

4~5ヶ月

4~5ヶ月

・歯科検診(永久歯への生え変わり時期)

6カ月~

6カ月~

・不妊手術(避妊・去勢手術)の検討

~12か月

~12か月

・1~2か月に1度の健康診断

1歳

1歳

・狂犬病ワクチンの接種(以降毎年4~6月に)
・混合ワクチン追加接種(以降年1回接種)
・フィラリア予防(以降毎年4~12月)
・ノミ・ダニ予防通年予防)

お手入れ習慣を身につけましょう

歯磨き・シャンプー・爪切り・耳のお掃除など常に清潔に保つことで様々な病気を防ぐことができます。
また、お手入れに慣れていると治療もスムーズに進みます。ご自宅で難しい場合は診察時にご相談ください。

歯磨き

1.歯磨き

美味しくご飯を食べるためにも、お口のケアは定期的に行いましょう。
爪切り

2.爪切り

爪が長くなると肉球を傷つけることもあります。定期的に爪切りを行いましょう。
足周りのカット

3.足周りのカット

お家がフローリングの場合は滑ってしまうこともあります。定期的に肢周りの毛を切りましょう。
肛門腺絞り

4.肛門腺絞り

肛門にある臭いにおいの元になる分泌液を定期的に出してあげましょう。
耳そうじ

5.耳そうじ

定期的に耳の中をキレイにしてあげましょう。外耳炎などの病気を防ぐことができます。

基本となる予防を継続して行いましょう

狂犬病予防接種

1.狂犬病予防接種

犬だけでなく、ほぼ全ての哺乳動物が感染する病気です。狂犬病にかかった動物に噛まれることにより感染し、発症すると100%死にいたる恐ろしい伝染病です。ただし、ワクチン接種によって予防が可能なのです。
これはヒト以外の哺乳動物でも同様であり、そのため日本では狂犬病予防法によって飼い犬の登録と生後90日を越えた飼い犬への年1回のワクチン接種が義務付けられています。狂犬病の予防注射は狂犬病蔓延を防ぐための飼主様の義務でもあります。
毎年3~4月頃よりご自宅に狂犬病注射のハガキが届きますので、ご持参ください。
ワクチン接種

2.ワクチン接種

当院では5種及び8種類の病気を予防できるワクチンをお勧めしています。特にお外で飼われていたり、お散歩が好きなワンちゃんは感染する病気の数も多くなります。しっかりと予防してあげてください。
0歳の頃は合計で3回、1歳以降は毎年1回の接種が必要です。
フィラリア予防

3.フィラリア予防

春になり温かくなってくると、蚊が出てきます。フィラリア症は蚊が媒介して起こる病気ですが、100%予防できる病気でもあります。フィラリア予防には血液検査でフィラリアに感染していないことを確かめてから、フィラリア予防を始めていきます。栃木県では、4月末から11月の8回の予防が必要です。 
【フィラリア検査時に健康診断も一緒に行いましょう】
また、当院ではフィラリアの検査の際に同時に行える健康診断をお勧めしております。
せっかく痛い思いをして採血するので、一緒に実施してあげてください。
ノミ・ダニ予防

4.ノミ・ダニ予防

ワンちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚炎や病気を引き起こします。また、ワンちゃんに付いたノミダニは飼主様も刺します。「今ついていないから」ではなくて、ノミダニが付く前に「付かないように」してあげてください。 
ワンちゃんについたノミダニは人にも感染することがあり、人獣共通感染症を引き起こします。ワンちゃんだけでなく、飼主様にも影響がありますので、しっかりと予防しましょう。

年1回以上の健康診断を行いましょう

血液検査

1.血液検査

健康診断の基本となる検査です。肝臓・腎臓などの内臓機能の状態や、心臓疾患、コレステロール値、糖尿病の状態など様々な健康状態を調べることができます。
6歳程度までは年1回、7歳を超えてくると年2回以上の検査をお勧めしています。
画像診断(レントゲン検査・エコー検査など)

2.画像診断(レントゲン検査・エコー検査など)

血液検査だけでは分からない身体の状態を詳しく調べることができます。
尿検査

3.尿検査

尿検査では、腎臓・肝臓・胆嚢などの内臓機能、糖尿病の状態、結石の有無についても調べることができます。ワンちゃんの健康状態を知る、最も簡単な方法ともいえます。
尿検査を行う際はできる限り新鮮な尿が必要です。病院へお持ちいただく際は直前に採れた尿をご持参ください。
便検査

4.便検査

便検査では、消化器系の状態や異常、細菌の状態や寄生虫の有無などを調べることができます。
便の見た目をチェックし、色・臭い・形・形状を調べたり、顕微鏡で詳細に調べることもあります。
尿検査と同じように簡単にワンちゃんの健康状態を知ることができる検査です。
その他の検査

5.その他の検査

その他にも、心電図検査、内視鏡検査、歯科の検診、眼科の検診、皮膚の健診など、目的に応じた様々な健診を行っております。当院には循環器、腫瘍、整形外科など専門的な知識を有する獣医師も在籍していますので、ワンちゃんの症状などによって最適な検査もご提案させていただきます。

不妊手術について

将来的に繁殖を考えていない場合には、将来発生する病気のリスクを軽減することを目的として、早い時期の不妊手術をお勧めしています。不妊手術には、望まない繁殖を防ぐ以外にも下記のようなメリットとデメリットがあります。

メリットとデメリット

メリット
・子宮蓄膿症(メス)や前立腺疾患(オス)などの生殖器の病気を防ぐことが出来る
・望まない繁殖を防ぐ
・マーキングや発情を防ぐ
・発情期の不用意なストレスを防ぐ
デメリット
・太りやすい体質になりやすい
・全身麻酔をするため、麻酔のリスクが伴う

手術のタイミングについて

避妊手術(女の子)
生後6ヶ月程度で手術を行います。
初回の発情までに行うことが理想的です。
去勢手術(男の子)
生後6ヶ月程度で手術を行います。
性成熟がくる時期やマーキングを始める時期が生後6か月以降と言われているためです。