ネコちゃんの健康管理
鹿沼市の動物病院

鹿沼市の動物病院鈴木どうぶつ病院

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ネコちゃんの健康管理

ネコちゃんとの楽しい暮らしが続くために

ネコちゃんとの暮らしで気を付けていただきたい予防や病気についてなど、ネコちゃんとの楽しい暮らしが続くために必要なことをお伝えしています。
シニア期に気をつけたい暮らしの情報については「シニアのネコちゃん」、のページをご覧ください。

子ネコをお家に迎えたら

子ネコの時期は、最も手のかかる時期であり、一番大切な時期でもあります。
というのも、ネコの性格、体質、好みなどはほとんど子ネコの時期に決まってしまうため、様々な経験をさせて適応能力をつけることが、家族として、また社会一員として幸せ(こ暮らすために必要です。

2か月前後

2か月前後

・混合ワクチン接種(3~5種)
・健康診断(先天性疾患の発見・便検査など)
・社会化期(約3~7週齢)

3~4ヶ月

3~4ヶ月

・混合ワクチン追加接種
・ノミ・ダニ予防

4~5ヶ月

4~5ヶ月

・歯科検診(永久歯への生え変わり時期)

6カ月~

6カ月~

・不妊手術(避妊・去勢手術)の検討

~12か月

・1~2か月に1度の健康診断
・毎月のノミ・ダニ予防

1歳

1歳

・混合ワクチン追加接種(以降年1回接種)
・ノミ・ダニ予防(通年予防)

お手入れ習慣を身につけましょう

ネコの場合、トイレのしつけ以外は難しいこともあり、一般的ではありません。
しかし、今後定期的な健康管理の為にも、全身を触れれる事・口腔内を触られることには慣れさせていきましょう。

全身に異常がないかチェック

1.全身に異常がないかチェック

スキンシップを兼ねて全身を触って細かくチェックしたり、普段の行動を観察して異常がないか確認をしましょう。
  • 元気(動き、歩き方、鳴き方など)
  • 食欲(食べる量)
  • 飲水(水を飲む量)
  • 排便(回数・状態)
  • 排尿(回数)
  • 被毛や皮膚の異常(傷、痛み、しこり)
  • 耳、目、鼻の状態の観察
  • 口の中のにおい(嫌な臭いは異常のサイン)
毎日の歯磨きを

2.毎日の歯磨きを

ネコの口の中は酸性の為、虫歯にはなりませんが、歯周病にはなりやすい特徴があります。
歯周病は口腔内だけでなく心疾患など全身の健康問題につながります。
歯ブラシを嫌がる場合は歯磨きジェルをつけたガーゼ等でふくことも効果があります。
耳掃除は控えめに

3.耳掃除は控えめに

ご家庭での耳掃除はコットンを使って表面を優しくふく程度にしてあげてください。
綿棒を使用すると傷がついてしまったり、痛がって嫌がるようになります。
痛みのサインについて

4.痛みのサインについて

ネコは症状を隠そうとしがちです。また、痛みを行動で訴えることがあります。性格により異なりますが、『いつもと違う』と感じたら、その他の症状や原因となるものがないかよく観察し、ご相談ください。
  • 落ち着かない
  • 攻撃的になる
  • うずくまる
  • 特定の部位をしきりに舐める
  • 呼吸が早い
  • 隠れる
  • 食欲がなくなる

お家でできる健康チェック

大事なネコちゃんにはいつまでも健康でいて欲しいと思いますよね?
些細な不調のサインを見逃さないためにも普段の状態をきちんと把握することを心がけましょう。

毎日見てあげて欲しい項目

食欲
食欲はあるか?お水は飲んでいるか?など摂取量や様子などをチェックしましょう。
行動
体をなめ続けるのはストレスかもしれません。
いつもと違う仕草をしていないかをチェックしましょう。
排泄
色、臭い、量、回数、固さ、など健康な時の状態を知っておくことが大切です。
ボディチェック
しこりや脱毛はないか?触った時に痛みを訴えないか?など異変がないかをチェックしましょう。
ネコちゃんの健康管理、毎日見てあげて欲しい項目

部位別にみる不調のサイン

体の部位ごとに健康のチェックポイントがあります。チェックポイントを把握して、体の異変に気づいてあげましょう。

汚れている・臭いがある・痒がる
汚れている・臭いがある・痒がる
よだれが出る・口臭がひどい・歯肉が赤い・唇が腫れている
呼吸がはやい、遅い・呼吸が苦しそう
涙が出る・目やにがひどい・瞬膜が出ている・白く濁っている・眼をパチパチする
のど
咳をしている・変な音がする・リンパが腫れている
皮膚
ふけが出る・痒がる・脱毛している・傷がある
お腹
ふくらんでいる・しこりがある
ウンチ、オシッコ
下痢・便秘・頻尿・血尿・排尿しづらい
全身
けいれんしている
その他
嘔吐・食欲がない・抱っこを嫌がる・体が熱い・水を良く飲む・体重が軽くなった

ネコちゃんの健康管理、部位別にみる不調のサイン

ネコちゃんの健康管理、部位別にみる不調のサイン

基本となる予防を継続的に行いましょう

ワクチン接種

1.ワクチン接種

当院では3種類または5種類の病気を予防できるワクチンをお勧めしています。お外で飼われていたり、お散歩に出歩くことが好きなネコちゃんは感染する病気の数も多くなります。家の中のみで飼われる方には、3種をお勧めしています。

ワクチン接種

(※)ネコエイズワクチンについて
野良ネコの中にはネコエイズに感染しているネコちゃんも多くいます。そんなネコちゃんと外でケンカや交尾をしたりすることで、飼主様の知らないうちに感染していることもあります。外で飼っている、お散歩に行くことが好きなワンちゃんには摂取をお勧めしております。ネコエイズワクチンの摂取にはメリット、デメリットもありますので、獣医師にしっかりと相談してください。

ノミ・ダニ予防

2.ノミ・ダニ予防

ネコちゃんにノミ・ダニが寄生すると皮膚炎や病気を引き起こします。また、ネコちゃんに付いたノミ・ダニは飼主様も刺します。「今ついていないから」ではなくて、ノミダニが付く前に「付かないように」してあげてください。
フィラリア予防

3.フィラリア予防

春になり温かくなってくると、蚊が出てきます。フィラリア症は蚊が媒介して起こる犬ではメジャーな病気ですが、実はネコちゃんも感染することがあります。ネコちゃんは感染すると、治療方法がないのが現状でス。予防すれば100%予防できる病気でもあります。予防できる病気は未然に防いで、ネコちゃんを健康でいさせてあげてください。

ネコちゃんにお勧めしている検査

ウイルス検査

1.ウイルス検査

ウイルス検査では、① ネコ免疫不全ウイルス(FIV) ② ネコ白血病ウイルス(Felv)という2つの感染症を調べることができます。感染の有無を定期的に調べておくことをお勧めしています。1ml程度の採血をするだけで検査が可能ですので、小さな子ネコでも安心して検査を受けていただけます。
  • 外に遊びに行く子(少しでも)
  • 昔、ノラネコだった子
  • お母さんネコがノラネコの子
  • 過去の飼育環境がわからない子
  • 多頭飼いのネコちゃん達の中に1頭でもこれらに当てはまる子がいる場合
尿検査

2.尿検査

特にネコちゃんは泌尿器系の病気にかかりやすい動物です。そのため最低年に1回は検査を行っていただきたいと考えています。尿検査では、腎臓・肝臓・胆嚢などの内臓機能、糖尿病の状態、結石の有無についても調べることができます。ネコちゃんの健康状態を知る、最も簡単な方法ともいえます。
尿検査を行う際はできる限り新鮮な尿が必要です。病院へお持ちいただく際は直前に採れた尿をご持参ください。

年1回以上の健康診断を行いましょう

血液検査

1.血液検査

健康診断の基本となる検査です。肝臓・腎臓などの内臓機能の状態や、心臓疾患、コレステロール値、糖尿病の状態など様々な健康状態を調べることができます。
10歳程度までは年1回、11歳を超えてくると年2回以上の検査をお勧めしています。
画像診断(レントゲン検査・エコー検査など)

2.画像診断(レントゲン検査・エコー検査など)

血液検査だけでは分からない身体の状態を詳しく調べることができます。
特に当院で専門的に行っている循環器の診療ではエコー検査などを用いて、心臓などの循環器の病気の早期発見などにも取組んでいます。
便検査

3.便検査

便検査では、消化器系の状態や異常、細菌の状態や寄生虫の有無などを調べることができます。
便の見た目をチェックし、色・臭い・形・形状を調べたり、顕微鏡で詳細に調べることもあります。
尿検査と同じように簡単にネコちゃんの健康状態を知ることができる検査です。
その他の検査

4.その他の検査

その他にも、心電図検査、内視鏡検査、歯科の検診、眼科の検診、皮膚の健診など、目的に応じた様々な健診を行っております。当院には循環器、腫瘍、整形外科など専門的な知識を有する獣医師も在籍していますので、ネコちゃんの症状などによって最適な検査もご提案させていただきます。

不妊手術について

避妊・去勢手術をするのはかわいそうだという飼主様もいらっしゃいますが、発情期には様々なストレスも発生します。将来的に繁殖を考えていないのであれば、早めに避妊・去勢手術をすることをおすすめします。避妊・去勢手術には下記のようなメリット・デメリットがあります。ネコちゃんの一生に関わることですので、家族で良く話し合ってあげてください。

メリットとデメリット

メリット
・子宮蓄膿症(メス)や前立腺疾患(オス)などの生殖器の病気を防ぐことが出来る
・望まない繁殖を防ぐ
・マーキングや発情を防ぐ
・発情期の不用意なストレスを防ぐ
デメリット
・太りやすい体質になりやすい
・全身麻酔をするため、麻酔のリスクが伴う

手術のタイミングについて

避妊手術(女の子)
生後6ヶ月程度で手術を行います。
初回の発情までに行うことが理想的です。
去勢手術(男の子)
生後6ヶ月程度で手術を行います。
性成熟がくる時期やマーキングを始める時期が生後6か月以降と言われているためです。

肥満に気をつけよう

まるまるとしているネコちゃんは可愛いですが、肥満が引き起こす病気が多いのも現実です。肥満は病気のリスクとなることも十分に理解していただき、ダイエットに励んでいただくことをお勧めします。

肥満が引き起こす主な病気

心臓病
血液中に脂質が増えると、血液がドロドロになり、心臓に負担がかかります。心臓に負担がかかると、心肥大や心筋梗塞などを起こすことがあります。
糖尿病
食べ過ぎると消化器官に負担がかかりインスリンの働きや分泌に異常が起こり、その結果糖尿病にかかることがあります。
免疫不全
上記のように、肥満により心臓に負担がかかると心臓の働きが悪くなります。そうなると、体内に侵入した細菌やウイルスの増殖を抑制する免疫力が低下して、感染症になりやすくなります。
肝リピドーシス
過剰な栄養の摂取により肝臓に脂肪がたまって肝臓機能が低下してしまいます。
関節疾患
体重が重くなると、その分足腰にかかる負担が大きくなります。その結果として、痛めてしまうことも・・・。
肥満が引き起こす主な病気

肥満の原因を考えよう!!

ご飯・おやつのあげすぎ
ネコちゃんの体は、年齢や状態によって必要な栄養素が異なります。そのため、適正量を超える栄養分は脂肪になって体内に蓄積されやすくなります。
≪Point≫ ⇒ 食事の回数を多くする
1日の食事量を変えずに、1回の量を少なくして回数を多くしてあげましょう。1回の量を少なくすることで、消化をスムーズにして脂肪の蓄積を防ぎます。また、空腹の時間も減りますので、効果的です。
運動不足
室内飼いのネコちゃんは特に注意が必要です。
室内に運動用の器具を置いてあげたり、飼主さんと遊んだり、日常的に体を動かせられる環境を用意してあげることが大切です。
≪Point≫ ⇒ 体を動かして食事をあげる
食事を高いところに置いておいたり、食事を小分けにして、部屋のあちこちにおいて探させるなど、遊んで体を動かしながら食事をあげることも効果的です。
その他
遺伝や病気によって太りやすい体質も子もいます。また、避妊・去勢手術の後は基礎代謝が減って太りやすくなることもあります。
体質や状況に合わせた食事をあげることも検討してあげましょう。
肥満の原因を考えよう!!

迷子にならないように

室内で飼っているネコちゃんでも、脱走して迷子になるおそれもあるなど、ネコちゃんが迷子になってしまうことがあります。
迷子になってしまった時の対策も行うことをお勧めします。

迷子対策としてできること

迷子
首輪などに迷子札を付けておきましょう。
迷子札には
 ・飼主さんのお名前
 ・住所
 ・電話番号
 ・ネコちゃんの名前
を記載しておくことをお勧めします。
マイクロチップ
体内にネコちゃんの個体情報を注入するマイクロチップは、無くすことがないため、最も確実な迷子対策です。
保健所や動物病院などに設置してあるマイクロチップリーダーで簡単に読み込めます。
当院ではネコちゃんへの負担を軽減するため、不妊手術時などの麻酔を行う際に同時に注入することをお勧めしています。
迷子にならないように

迷子になってしまったら

いなくなった場所を探す
室内飼いのネコちゃんが迷子になった場合は、知らない場所におびえ、物陰に隠れていることが多いようです。まずは近くの物陰をしっかりと探してあげましょう。
また、探す時はキャリーバッグやネコちゃんの好きな食べ物などを持っていくと良いでしょう。
関係機関に連絡する
周辺を探して見つからない場合には、どこかに保護されていることも考えられます。
地域の保健所や動物愛護センター、警察などに問合せしてみましょう。
迷子になってしまったら

病院への連れて行き方

キャリーバッグに入れてお連れ下さい

キャリーバッグに入れてお連れ下さい

逃走防止・ネコちゃんの過ごしやすさを考慮して、キャリーバッグに入れてご来院ください。

怒る子は洗濯ネットを活用しましょう

怒る子は洗濯ネットを活用しましょう

キャリーが苦手、怒る子は、洗濯ネットに入れてお連れ下さい。

電車でお越しの場合

電車でお越しの場合

ネコちゃんは怖がりな生き物です。
目隠しの毛布などをかけてあげましょう。

お車でお越しの場合

お車でお越しの場合

車内で安全に過ごせるように、キャリーバッグはシートベルトでしっかり固定をしましょう。写真のようにすると安心です。